問題集を選ぶ時悩んだことありませんか?
悩むのは当然!
本屋に行ったら山のように問題集が並んでいます。
その中から自分に最適な一冊を選ぶことが出来たら、、
それはもう奇跡!
ってことで今回の記事ではその奇跡を起こす確率をほんの少し上げるべく、『数学 標準問題精講』の紹介をしていこうかなと思います。
この記事でわかること
- 『数学 標準問題精講』のレベル
- 『数学 標準問題精講』の問題数
- 『数学 標準問題精講』の使い方
この記事を書いた人
中原 遼太郎
九大受験に特化した学習塾『竜文会』代表
『竜文会』を開校後、初年度に国立大医学部や九州大学に合格者を輩出。2年目には旧帝大医学部にも合格者を出す。
九州大学医学部医学科に現役合格した経験を生かして独自の指導法で指導
ラ・サール高校卒業 高校入学組主席・学校賞受賞
九州大学医学部医学科卒業
・九大オープン 医学科数学1位
・九大2次試験 数学9割↑
『数学 標準問題精講』のレベル
では、早速話していきましょう。
今あなたは本屋にいます。
そしてなんとなく手に取った問題集を開いてみる。
「なんか難しそう、、、」
って思った経験はありませんか?
本屋で何気なく見た問題集が難しく感じる!
この現象は受験生がよく経験するものです。
だから自分に合った問題集を見つけるのはなかなか困難。
なので、ここではしっかり『標準問題精講』のレベルを話していきます。
「あ、これは自分に合うな」と思ったら、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。
『数学 標準問題精講』の難易度
『標準問題精講』の難易度は、中級〜発展クラスです。
入試問題を解く上で非常に大事になってくる中級レベルの問題を数多くこなせる問題集になっています。
ちなみに難易度は『大学への数学 1対1対応の演習』と比較されることがよくあります。
問題の難易度は同じくらいかやや難しいくらいなので、『1対1対応の演習』と同じくらいの問題集と思ってもらえればいいでしょう。
『数学 標準問題精講』で目指せるレベル
でも、『標準問題精講』でどこまで成績は上がるの?
気になりますよね〜
簡単に言いますと、
- 東大 3割〜
- 九大 6割〜
- 地方国立大学9割〜
入試に出てくる標準的な問題までカバーできています。
なので、地方大学であれば数学はほとんど完成と言っていいかもしれません。
ただ、難関大学となれば典型的な問題+αでの演習が必要になってきます!
とはいえ、難関大学でも他の科目で得点することができれば十分に合格を狙うレベルには届きます。
講師のコメント
得点しやすい理科や英語で点数を取るというのは賢い方法です。
数学が得意だと強い武器にはなりますが、数学が得意になるのは他の科目に比べて難しい!
なので、理科や英語に力を入れて勉強した生徒の方が合格率も上がってきます。
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『数学 標準問題精講』の問題数
どのくらいの問題数が掲載されているかは絶対に事前に確認しましょう。
問題集を始めても終わらなかったら学力は伸びません。
今から始めて終わるか判断してから始めましょう。
『数学 標準問題精講』は全部で3冊あるので、それぞれ紹介していこうと思います。
『数学 標準問題精講ⅠA』の問題数
単元 | 問題数 |
数と式 | 11 |
2次関数 | 18 |
整数の性質 | 13 |
図形と計量 | 14 |
順列と組合せ | 18 |
確率 | 16 |
論理 | 4 |
図形の性質 | 7 |
データの分析 | 8 |
総合問題 | 10 |
合計 | 119 |
※ 表は例題の問題数をもとに作成しております。演習題を含めると約2倍の問題数があります。
『標準問題精講ⅠA』の大きな特徴は、問題数の配分が素晴らしいところ!
ⅠAで特に大事な、「2次関数」・「場合の数」・「確率」といった分野は多くの問題が載っていて典型問題をカバーしています。
しっかり取り組むことで、あなたの数学の実力は確かなものになっていくこと間違いないです。
『数学 標準問題精講ⅡB』の問題数
単元 | 問題数 |
式と証明 | 18 |
複素数と方程式 | 12 |
図形と方程式 | 33 |
三角関数 | 21 |
指数対数・対数関数 | 6 |
微分法とその応用 | 20 |
積分法とその応用 | 16 |
数列 | 21 |
ベクトル | 18 |
合計 | 165 |
※ 表は例題の数ともとに作成しております。
『標準問題精講ⅡB』は3冊の中で一番難しい。
しかも問題数も多めなので、時間もかかります。
特に「図形と方程式」の分野は問題がなかなか手応えがあります。
『数学 標準問題精講Ⅲ』の問題数
単元 | 問題数 |
数列の極限と無限級数 | 16 |
微分法とその応用 | 33 |
積分法とその応用 | 41 |
複素数平面 | 14 |
式と曲線 | 12 |
合計 | 116 |
※ 例題の数をもとに表を作成しております。
『標準問題精講Ⅲ』は問題数がちょうどいい。
特に、「極限」・「微分法」・「積分法」の単元は多いくらいでしっかり演習を積むことができます。
ただ、「複素数平面」は少ないかなと思います。
最近はどこの大学でも頻出分野である「複素数平面」に関しては、もっと演習量を積む必要があります。
『数学 標準問題精講』の特徴
『標準問題精講』に取り組むかどうか?
悩んでいるあなたにこの問題集のいいところを教えます。
1.解き方が載っている
『標準問題精講』の一番のおすすめポイントはこれ!
各問題ごとに解き方が説明してあります。
よく勘違いされるようですが、『標準問題精講』は数学の解法を覚えるのに役立つ問題集。
典型問題が載っていて、その問題の解き方が丁寧に書かれています。
講師のコメント 『標準問題精講』はチャートの延長。 より実践的な問題の解法をマスターすることができます。 きっとあなたの数学の力は底上げされる!!!
2.演習題で+αの学力を
『標準問題精講』では例題の下に、演習題が掲載されています。
同じテーマの出題で、似たような問題を解くことができます。
勉強で最も大事なことは数をこなすこと!
しかも似たような問題を解くことが最も効果的です。
その効率アップの勉強法を『標準問題精講』は自動的に実行することができます。
もちろん時間はかかりますが、余裕がある人は絶対に演習題まで取り組むようにしましょう。
3.問題数が多くはない
チャートってめちゃくちゃ問題数多くないですか?
「あの分厚い問題集はやる気出ない、、」なんて思うこともあるでしょう。
大丈夫!
こんな受験生はあなただけじゃないです(笑)
「薄い問題集の方がやる気が起こる!」なんて当たり前ですよ!だって人間だもの(笑)
そんな人にはいいかも。
というのも『標準問題精講』はそこまで問題数が多くないんです。
例題だけなら問題数がそこまで多くない!
これすごいいいポイント!!!
講師のコメント 時間に余裕がない人はまずは例題だけするのもアリです! 真面目な人ほど例題と演習題の両方をきっちりしますが、例題だけしていく方が成績が伸びるのも早い。 もちろん、演習題までこなせるならそのほうがいい。 復習をすることがとても大事なので、しっかり復習まで終わるように計算してからどうするか決めましょう。
『数学 標準問題精講』のおすすめ度
そんな『標準問題精講』のおすすめ度ですが、
です。
かなりいい問題集!
私も取り組むのに悩んでいる受験生がいたら、すぐに背中を押してあげます。
た〜だ、
少し問題の難易度が高いのかなぁって思ってしまいます。
(特に「図形と方程式」の分野とか!)
ということで、取り組んだ時に苦戦する受験生が多そうなので としました。
『数学 標準問題精講』のおすすめ度分析
さて、せっかくなので他の項目についても見ていきましょう。
表で見ていきます。
難易度 | |
汎用性 | |
解説の詳しさ | |
レイアウト | |
合計 |
※ 難易度に関しては、問題集としても最も最適なのレベルを最高点 (5)として評価しています。
難易度が少し高いかなと思うところ以外は文句なし!
難易度が高いと書きましたが、全く手がでないということはありません。
数学に苦手意識を持っていなければ、全然大丈夫です!
数学が苦手な人は避けたほうがいいかも、、、
『数学 標準問題精講』を始める時期
では、『標準問題精講』はいつ始めればいいのか?
タイミングってほんと大事!
人生で2番目に大事なことがタイミングです!
(この記事を書いた人の意見です(笑))
喧嘩をしている友人がいるとします。
さて、いつ謝るべきでしょうか?
こんなの答えなんてありません。
完全なる神頼み!
友人にいいことあったら仲直りできるし、期限が悪かったら仲がこじれることもあります。
『数学 標準問題精講』をするべき人
さて、あなたは『標準問題精講』をすべきでしょうか?
『標準問題精講』をすべきなのは、地方国立大学を含めて2次試験で数学がある受験生全員です。
ただ、基本的な問題をマスターしてから取り組むのは絶対に大事!
次の項目でしっかり説明していきます。
『数学 標準問題精講』の前にすること
やって欲しいことはただ一つ!
チャート式!
『標準問題精講』を始めたいなら、その前にチャートだけはして欲しい!
「教科書の練習問題が終わったから、始めよう」なんて人はまだ早い。
もっと基礎レベルの問題を繰り返して解いておきましょう。
講師のコメント
数学なんて、同じレベルの人同士ならどれだけ問題数をこなせたかで順位が決まります。
100題しか解いていなしあなたが、1000題解いた友人に勝てますか?
絶対に無理です。
あなたが天才ならわかりませんが、、
『数学 標準問題精講』を始める時期
では、『標準問題精講』はいつ頃から始めたらいいのか?
答えは簡単!
できるだけ早く!!!
これがベストアンサーです。
「高校3年生になったら始めよう」とか「数学の全範囲を習い終わったら始めるか」といった遠慮は全く必要ありません。
余裕があるなら今日からでも始める!
そもそも解法を覚えるための問題集なんて、高校3年生の夏に始めると時間がかなり厳しいです。 「受験までに終わらなかったから浪人した」「もっと早く始めればよかった」と聞くことはとても多い。 遠慮せずにガンガン始めていきましょう!
『数学 標準問題精講』の使い方
ではでは、『標準問題精講』の力を150%引き出すための、秘密の使い方を伝授していきましょう(笑)
step
1「精講」を読んで解法を学ぶ
私は最初に、例題の下の読んで解答を学ぶことをおすすめします。
もちろん、問題が解けそうなら何も見ないで解いても構いません。 学力の伸び代が大きいのは間違いなくこっちです。 ただ、目的は“解法を覚える”ことなので時間をかけすぎては意味がありません。 効率よく進められる方を選びましょう。
そして、解法を覚えた上で問題に取り組んでみる。
これで大丈夫です。
この方法であなたの力は着実についていきます。
step
2解答・「精講」を見る
さて、問題を解いたら解答をみましょう!
ただ、『標準問題精講』で一番大事なことは解答を見ることではありません。
「精講」を何回も読み込み、解法をしっかり覚えていくことが大事です。
なので、解答はあっているかどうかをさらっと見る程度で大丈夫。
「精講」を読みこんで、しっかりその問題の解法を頭に叩き込みましょう。
step
3 復習をすぐにする
復習は時間をおかずにしましょう。
特に『標準問題精講』は解法を覚えるために取り組んでいるわけですから、早いうちに復習した方が暗記効率もよくなります。
『数学 標準問題精講』のよくある質問
他の受験生の悩みって気になりませんか?
ライバルの悩みを聞くことであなたも成長できます。
なので、ここではよくある質問を紹介していきます。
よくある質問①
進研模試で偏差値70を取るのに『標準問題精講』は必要ですか?
必要ありません。
進研模試で偏差値70は学校の授業+チャート式で余裕で到達できます。
逆に進研模試で偏差値70ない人は『標準問題精講』なんてしても全く意味がありません。
自分に最適な問題集からやっていきましょう。
よくある質問②
『標準問題精講』と同じレベルの問題集はありますか?
『大学への数学 1対1対応の演習』がほとんど同じくらいのレベルの問題集です。
よくある質問③ 『標準問題精講』と『1対1対応の演習』はどちらがいいですか?
どちらがいいかは一概には言えません。
2つの問題集の役割やレベルはほとんど同じなので、本屋で手に取ってみて好みの方を買うのがいいと思います。
講師のコメント 本屋で気に入った問題集を買うというのは何気に大事なことです。 自分が選んだ問題集に取り組むときはやる気が起きます!!! なので自分の直感を信じるのもいいかも!
よくある質問④
『基礎問題精講』の後は『標準問題精講』がいいですか?
おすすめはしません。
シリーズとしては『基礎問題精講』の次は『標準問題精講』になっています。でもレベルに差がありすぎます。
しかも、『基礎問題精講』は問題数がかなり少なく十分な演習量も積めていません。
なのでチャート式などでより演習を積んでいくことをおすすめします。
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①九大模試数学1位の 数学問題集大全
②一生忘れない 英単語の覚え方
③九大医学部150人のイチオシ問題集
④超有料級!九大合格の得点戦略
⑤九大英語のすべてがわかる本
⑥九大英語の読み方
⑥合格の秘訣を公開!合格体験記
他にもここにしかないお役立ち情報を配信中!
『数学 標準問題精講』のまとめ
今回の記事はいかがでしたか?
問題集に取り組むかどうかは人生に大きな影響を与えます。
ぜひ後悔しないようにしてください!