標準問題精講VS良問プラチカ もう迷わない!
「どっちの問題集をしよう」なんて悩んだことありませんか?
最近は問題集がたくさんありますよね。
「自分では決められないから、ネットでおすすめ見てみよっと!」
なんて気持ちでググったらおすすめがいっぱい・・・
そんなあなたのために、問題集の徹底比較をしていきます。
この記事では、
『標準問題精講』と『プラチカ』
この有名な「数学の」2冊の問題集を比べていきます。
どっちに取り組むべきか悩んでいる人はこの記事で解決することをお約束します!
この記事でわかること
- 『標準問題精講』と『プラチカ』の違い
- 『標準問題精講』と『プラチカ』のどちらにあなたが取り組むべきか
この記事を書いた人
中原遼太郎
九大受験に特化した学習塾『竜文会』代表
『竜文会』を開校後、初年度に国立大医学部や九州大学に合格者を輩出。2年目には旧帝大医学部にも合格者を出す。
九州大学医学部医学科に現役合格した経験を生かして独自の指導法で指導
ラ・サール高校卒業 高校入学組主席・学校賞受賞
九州大学医学部医学科卒業
・九大オープン 医学科数学1位
・九大2次試験 数学9割↑
![](http://kyudaijyuku.com/wp-content/uploads/2022/05/正方形_ryubunkai_nakahara.jpg)
この記事を読んで、それから頑張りましょう。
『標準問題精講』と『プラチカ』の種類
さて、『標準問題精講』と『プラチカ』は1冊ずつではありません。
なんと3冊ずつもあります。
合計6冊ですから・・・
どれをすればいいか悩むのも納得。
でも大丈夫!
1冊ずつしっかり解説していきます。
読み終わる頃には、今のあなたにはどれが最適かすべて分かります。
『標準問題精講』の種類
- 数学ⅠA標準問題精講
- 数学ⅡB 標準問題精講
- 数学Ⅲ 標準問題精講
『標準問題精講』はチャート式みたいに、ⅠA・ⅡB・Ⅲで分かれていて合計3冊です。
『プラチカ』の種類
- 理系数学の良問プラチカⅠAⅡB
- 理系数学の良問プラチカⅢ
- 文系数学の良問プラチカⅠAⅡB
なんと、『プラチカ』は理系か文系かで分かれています。
もちろん理系は数学Ⅲが出題されるので、2冊あります。
あなたは理系と文系どちらでしょうか?
理系だから、『理系数学の良問プラチカ』。
文系だから、『文系数学の良問プラチカ』。
と決めてしまっては、後悔します。
(まだ買っていない人はラッキー!絶対に最後まで読んで買うようにしましょう。)
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なんでこんな構成にしたんでしょうね笑
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『標準問題精講』と『プラチカ』の違い
「どっちがいいか」を決める前に2種類の違いを知ってほしい。
問題集には役割があります。
今、あなたが本屋にいるとします。 もし、あなたが英単語を覚えたかったら何を買いますか? 英単語帳ですよね? 長文の問題集は買わないはず。 でも他の科目ではこのルールを無視する人がたくさんいます!
数学にも問題集ごとに役割があるんです。
役割を把握してから購入、取り組むようにしましょう。
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せっかく勉強するなら後悔しないように取り組みましょう。
『標準問題精講』と『プラチカ』の役割
まず問題集の役割から話していきます。
そもそも『標準問題精講』と『プラチカ』は全く役割が違います。
『標準問題精講』をする目的
『標準問題精講』に取り組む目的は、
「数学の基本的な解法を学ぶこと」です。
つまり、教科書の延長のような問題集になります。
標準問題精講の役割は「基本的な解法を学ぶこと」
勘違いしている人が多いですが、
大学入試の数学の基本は暗記です。
「どれだけ解法を暗記しているか」が大事になってきます。
難しい問題は「この解法を組み合わせる」だけで解けます。
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でも、大丈夫。そんな問題を解かなくても合格はできます!
「数学の基本的な知識を身につける。」
これが、『標準問題精講』の役割になります。
『プラチカ』をする目的
では『プラチカ』の役割はなんでしょうか?
ズバリ言いましょう!
『プラチカ』の役割は、「覚えた解法を応用できるようになること」です。
『プラチカ』は実践型の問題集。
『チャート式』や『Focus Gold』をはじめ、『標準問題精講』といった問題集で習得した「解法」の使い方を学んでいく問題集になります。
プラチカの役割は「覚えた解法の使い方を学ぶ」
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あとは難しさで判断するのがおすすめなので、難易度についてはこれから説明しますね!
『標準問題精講』と『プラチカ』の難易度
次は難易度の違いを説明していきます。
いくら役割が合っていたとしても、レベルが違いすぎたら取り組む意味はありません。
今の自分に合っているかを確認しましょう。
問題集を選ぶ上で大事なのは、自分のレベルよりも少し上の問題集を選ぶこと。
中身をパラパラ〜とめくって見て、「う〜ん、難しそうけど、何問かは解けそう!」と思った問題集がベスト!
難易度一覧
- 『標準問題精講ⅠA』<<『理系数学の良問プラチカⅠAⅡB』
- 『標準問題精講ⅠA』<<<『文系数学の良問プラチカⅠAⅡB』
- 『標準問題精講ⅡB』<『理系数学の良問プラチカⅠAⅡB』(※)
- 『標準問題精講ⅡB』<<『文系数学の良問プラチカⅠAⅡB』
- 『標準問題精講Ⅲ』<『理系数学の良問プラチカⅢ』
それぞれの問題集の難易度については詳しく説明していきます。
『標準問題精講』の難易度
『標準問題精講』の難易度ですが、
「標準だから簡単でしょ?」と思うのは大間違い。
入試問題として標準的なレベルが載っている問題集と思いましょう。
具体的には入試基礎〜標準レベル!
標準問題精講の難易度は入試基礎〜入試標準レベル
(しかも、ⅡBやⅢの中にはちらほら入試発展レベルの問題も入ってきます。)
ちなみに、ⅠAはかなり取り組みやすく、「ⅡBに入ったらなんか問題難しくなりすぎ・・・」という声もちらほら。
具体的には、
- 東大 3割〜
- 九大 6割〜
- 地方国立大学9割〜
(最近の九大入試は、難化傾向が続いており、3割〜4割になるかもしれません。)
くらいの点数を取れるようになります。
具体的には、『数学 標準問題精講』を徹底解説!の記事で紹介しています。
『プラチカ』の難易度
さて、『プラチカ』は問題集によってかなりレベルが変わってきます。
『理系数学の良問プラチカⅠAⅡB』は比較的取り組みやすい。
レベル的には、入試基礎レベルの問題が多く、中には入試標準問題レベルもあるといった感じです。
(『理系数学の良問プラチカⅠAⅡB』は低学年のうちから取り組んでも全然問題ないです!チャート式が終わったら取り組める!そんなレベルの問題集になります。)
理系プラチカⅠAⅡBの難易度は入試基礎、時々入試標準レベル
一方、『文系数学の良問プラチカⅠAⅡB』と『理系数学の良問プラチカⅢ』はかなり難しい問題集になります。
レベル的には、入試標準レベルの問題と入試標準発展レベルの問題が掲載されています。
理系プラチカⅢ・文系プラチカは一気に難易度UP!
![](http://kyudaijyuku.com/wp-content/uploads/2022/05/正方形_ryubunkai_nakahara.jpg)
具体的には以下の記事で紹介しています。
『標準問題精講』と『プラチカ』の問題数
ここまでで、2つの問題集の「役割」と「難易度」は分かりましたか?
どうでしょうか?
なんとなくあなたに合った問題集は分かりましたか?
でもまだ購入するのは早い!
最後に問題数の確認をしましょう。
自分に合った問題集でも解き終わらなければ意味がありません。
残された時間で解き終わるか?
しっかり判断してから購入しましょう!
ちゃんと間に合う?問題数をチェック!
『標準問題精講』の問題数
単元 | 問題数 |
数と式 | 11 |
2次関数 | 18 |
整数の性質 | 13 |
図形と計量 | 14 |
順列と組合せ | 18 |
確率 | 16 |
論理 | 4 |
図形の性質 | 7 |
データの分析 | 8 |
総合問題 | 10 |
合計 | 119 |
※ 表は例題の問題数をもとに作成しております。演習題を含めると約2倍の問題数があります。
『標準問題精講』の問題数は全部で400題!
(演習題を含めると、800題にもなります。)
『標準問題精講』は「基本的な解法を学ぶ」というのが目的なので、
飛ばしていい問題は中々ありません。
つまり、この400題をしっかり解いてこそ数学の基礎力が身につきます!
ポイント
特定の単元だけ取り組むというのもおすすめです!
数Ⅱの「図形と方程式」のような難しい単元、数Ⅲの「積分法」のような頻出単元だけ取り組むとその単元がかなり強化されます。
特定の単元強化により、1題解ける問題が増えると一気に合格可能性はアップ!
チャート式などを取り組んだ後に活用してみてはいかがでしょうか?
『プラチカ』の問題数
では次に『プラチカ』の問題数を紹介していきます。
問題集 | 問題数 |
理系数学の良問プラチカⅠAⅡB | 153 |
文系数学の良問プラチカⅠAⅡB | 149 |
理系数学の良問プラチカⅢ | 76 |
『プラチカ』の問題は『標準問題精講』を比べるとかなり少なくなってきます。
ポイント
これって実は当たり前なんです。
『標準問題精講』は解法を暗記する問題集なので、問題数は多い。
(いわゆるチャート式みたいなものです。)
一方、『プラチカ』は解法を組み合わせて習得していく実践演習型の問題集なので、1題あたりの時間がたくさんかかります。だから問題数も少ないのです。
問題数の多い・少ないは問題集の役割によって変わってきます!
『標準問題精講』と『プラチカ』のどちらをするか?
これで比較は終わりました。
あなたの目的はどちらでしょうか?
まだまだ基本を固めたい人は『標準問題精講』。
演習を積んでいきたい人は『プラチカ』がおすすめです。
基礎を固めたいなら→標準問題精講
基礎十分!実践問題を解きたいなら→プラチカ
ただし、残り時間や他の科目とのバランスはしっかり考えましょう。
途中までしか終わらなかったら・・・勿体無いです。
勉強は計画的に!
ですね。
『標準問題精講』と『プラチカ』に関するよくある質問
よくある質問①
両方するのはありですか?
もちろんありです!ただし、『標準問題精講』を先に取り組みましょう。
その上で、演習を重ねていく問題集として『プラチカ』に入っていきます!
![](http://kyudaijyuku.com/wp-content/uploads/2022/05/正方形_ryubunkai_nakahara.jpg)
数学は「まず解法の暗記」です!
面倒でも、しっかり基礎を固めた方が、長い目で見ると最高の結果を生むことになります。
1対1対応の演習はどうでしょうか?
よくある質問②
理系のプラチカと文系のプラチカはどっちがいいですか?
これはあなたのレベルによって決めましょう!
数学がめちゃくちゃ得意な人だけが『文系数学のプラチカ』
それ以外の人は、『理系数学のプラチカ』です。
『理系数学のプラチカ』は解きやすい問題が多いといっても、入試問題が掲載されているので実力はかなり付きます。
しかも、このレベルの問題がすらすら解けたら入試は大丈夫!
悩んだら『理系数学のプラチカ』に取り組みましょう。
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①九大模試数学1位の 数学問題集大全
②一生忘れない 英単語の覚え方
③九大医学部150人のイチオシ問題集
④超有料級!九大合格の得点戦略
⑤九大英語のすべてがわかる本
⑥九大英語の読み方
⑥合格の秘訣を公開!合格体験記
他にもここにしかないお役立ち情報を配信中!
『標準問題精講』と『プラチカ』の比較まとめ
今回は『標準問題精講』と『プラチカ』の「どちらがおすすめか」を紹介してきました。
どうでしょうか。
どちらをするか決まりましたか?
問題集選びはシンプルなようで案外奥が深い。
問題集を適切に選べるだけで、成績の伸びはかなり変わってきます。
この記事が、あなたの勉強の手助けになれたら幸いです!