物理

『リードα 物理基礎・物理』は最高の相棒!洗練された基礎問題集

突然ですが、ポケモンをご存知ですか? 

ピカチュウとかイーブイとか有名ですね。 

ゲームだと、最初に3匹のポケモンの中から自分の相棒となる1匹を選びます。 

 

物理でも同じように最初に、相棒と呼ぶべき1冊の問題集が配られます。 

その相棒の候補の1冊が今回紹介する

『リードα 物理基礎・物理』

相棒が何になるか決めるのは学校ですけどね(笑)。 

 

この記事を書いた人

中原 遼太郎

九大受験に特化した学習塾『竜文会』代表

『竜文会』を開校後、初年度に国立大医学部や九州大学に合格者を輩出。2年目には旧帝大医学部にも合格者を出す。
九州大学医学部医学科に現役合格した経験を生かして独自の指導法で指導

ラ・サール高校卒業 高校入学組主席・学校賞受賞
九州大学医学部医学科卒業

 

  

 

『リードα 物理基礎・物理』のレベル

まず始めに、『リードα 物理基礎・物理』のレベルを解説していきます。 

(以降、『リードα 物理』と書きます) 

レベルがわからないと、自分が手をつけて良いのかわかりませんからね! 

 

『リードα 物理基礎・物理』の難易度 

『リードα 物理』の難易度は「教科書〜入試基礎」と言えるでしょう。 

 

「リードα物理」は物理の入門!

「リードα物理」は物理の入門!

 

授業で習ったことや教科書でわかったことを確認するのにピッタリな難易度といえます。 

 

この問題集は、単元ごとに 

  • リードA…要項。分野の要点をまとめてあり、教科書内容の確認が可能。 
  • リードB…教科書レベルの問題。暗算でできる問題が多い。 
  • リードC…基本例題・基本問題。基礎レベルの問題。 
  • リードD…応用例題・応用問題。実際の過去の入試問題を採用している。 

と4つの構成からなっています。 

 

リードAとリードBが教科書レベル、リードCが基礎レベル、リードDが入試基礎レベルといったところでしょうか。 

「リードD」なんて書き方されるとちょっと身構えてしまうかもしれませんが、リードCができるならそこまで苦戦はしないはずです。 

全部の問題にチャレンジしましょう! 

 

リードα 物理基礎・物理』で目指せるレベル

『リードα 物理』を完成させるとどのくらい本番で点数が取れるでしょうか? 

 

  • 共通テスト  9割 
  • 地方国立大  6割〜 
  • 九州大学   4割〜 
  • 東大・京大  2割〜 

 

『リードα 物理』をマスターしているあなたなら共通テストで9割は取れるでしょう。

大袈裟でもなんでもありません。本当の話です。 

あとは過去問や模擬テストを繰り返していけば、おのずと点数は満点に近づきます。 

 

一方、『リードα 物理』だけで2次試験に立ち向かうのはやめたほうがいいでしょう。 

それぞれの大問のある程度まではとけるかもしれませんが、完答するのは難しいはず。 

   

『リードα 物理』は二次試験には通用しない
『リードα 物理』だけで二次試験に挑むのは無謀!

 

この問題集はあくまで「基礎力の完成」に重きを置いた問題集です。 

地方国立以上を目指す学生は『リードα』を完成させたなら「入試標準」の力をつけるため一つ上の問題集に取り組むと良いですね。 

 

該当する問題集としては『名門の森 物理』(河合塾)や『物理重要問題集』(数研出版)があります。 

詳しく紹介した記事がありますので、ぜひ参考にしてください。 

『名門の森 物理』を詳しく解説している記事はコチラ

『物理 重要問題集』を詳しく解説している記事はコチラ

 

 

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リードα 物理基礎・物理』の問題数

『リードα 物理』の問題数もここで紹介しておきます。 

それぞれの分野ごとに基本例題・基本問題・応用問題で問題数をまとめました。 

 

分野 

基本例題 

基本問題 

 応用問題 

力 学 

19 

72 

31 

熱・波動 

17 

71 

27 

電磁気 

26 

78 

33 

原 子 

11 

31 

13 

その他 

 

 

16 

合 計 

73 

252 

120 

     

全部合わせると400題をゆうに追えますね(笑)

どこかの機会にまとめて解こうとすると問題数が多くてモチベが上がりません。 

学校の授業で習った分野を日頃からコツコツ解いていくのが、この問題集を完成させる近道です。 

 

講師のコメント

この手の問題集は応用問題を敬遠しがちなところがありますが、応用問題だけで120題あります。 

応用問題120題をやり遂げた人と逃げてしまった人では「入試基礎」のぶん、まるまる差がつきます。 

やるかやらないかはあなた次第です! 

 

 

リードα 物理基礎・物理』のおすすめ度 

「ここまで解説読んだけど結局やるべきなの?他のをやった方がいいの?」 

という方におすすめ度を紹介します。 

おすすめ度はズバリ です。 

 

『リードα 物理』は最高の問題集
学校で配られるだけあって『リードα 物理』は最高の問題集!その理由は...?

 

『リードα 物理』のような学校で配られる問題集ってそもそも評価が低いわけないんですよね。 

いろんな学校が強制で買わせるわけですから、それだけ素晴らしいと認められている問題集です。 

 

多くの人が使っているので『リードα 物理』に対する意見も出版社にたくさん届くでしょう。 

基礎力を定着させる問題集として洗練されています。 

 

リードα 物理基礎・物理』のおすすめ度分析 

それでは項目ごとに、詳しく分析していきましょう。 

 

コンセプト
汎用性
解説の詳しさ
レイアウト
問題数
総合

 

『リードα  物理』は「教科書と同時に解き進めて基礎力を定着させる」というコンセプトをしっかり体現できている問題集です。文句なし  

 

汎用性も です。 

授業で習ったところを解く。 

テスト勉強で解く。 

応用問題をやっていたけど基礎が不安になったから確認のために解く。 

いろんな使い方ができます。 

 

『物理 リードα』の汎用性は幅広い
『リードα 物理』の使い勝手の良さに感動!

     

解説の詳しさも です。 

わからないところは解説を読んで、場合によっては教科書と一緒に確実に復習しましょう。 

 

レイアウトは分野ごとに要項→基本問題→応用問題、 

最初から後にかけて問題が難しくなっていきます。 

何も迷わず順番通りに解いていけばよいでしょう。 

 

問題数は です。『リードα』と同じように学校で配られる問題集としてセミナーやアクセスがあります。 

問題数に関して言えばセミナーの方がリードαより多く問題が掲載されています。 

そのような意味ではセミナーがお買い得と言えるかもしれません。 

 

講師のコメント

セミナーに載っている問題は「基礎を固める」コンセプトから外れたものがあったり、

そもそも人によっては問題数が多すぎてやる気が起こらない場合もあります。 

 

『リードα 物理』は、基礎確立に必要な問題数はそろっています。 

問題数がセミナーより少ないからといって減点するかというとまた微妙なところでしょう。 

 

 

リードα 物理基礎・物理』を始める時期 

ここからは『リードα 物理』を始めるにあたって、やるべき人や事前にしておくべきこと、始めるべき時期を解説していきます。 

といっても、難しいこと考えずにとにかく始めればいいって問題集なんですけどね(笑)。 

 

リードα 物理基礎・物理』をするべき人 

もし学校で『リードα 物理』を配られたならその全員がやるべきです。 

セミナーやアクセスなど他の傍用問題集を配られたならそちらで構いません。 

 

難しい問題集は人によってはやらなくて良い場合が往々にしてあります。 

しかし、教科書の内容や基礎的な力を身につけるというステップは全員が通る道です。 

『リードα 物理』が嫌いだという方も諦めて取り組みましょう! 

 

リードα 物理基礎・物理』の前にすること 

『リードα 物理』を始める前に取り組むことなんて一つしかありません。 

それは、授業を受けることです。 

授業を受ける→その日習ったところの『リードα 物理』を進める 

この習慣をつけて物理の基礎を完成させましょう! 

 

リードα 物理基礎・物理』を始める時期

『リードα 物理』を始める時期は物理の授業が始まったと同時期です。 

復習は習ったその日のうちにやるのが1番。 

授業で習った部分の基本問題はすぐに解いてみましょう。 

これを毎日やれば気付かぬうちに物理の基礎はある程度完成していること間違いなし! 

 

次の難易度の問題集にすぐ取りかかれるよう、計画的に取り組みましょう。 

   

『リードα 物理』は授業後すぐで超身に付く!
『リードα 物理』で、習ったその日に復習することで理解度が段違い!

      

 

リードα 物理基礎・物理の使い方 

ここからは、『リードα 物理』をどのように解き進めていけば良いか解説します。 

とはいいましても基本的には習った部分を解くというスタイルで間違いありません。 

以下に具体的なとき進め方を紹介しますので参考にしてください。 

 

step
1
授業で習った部分の基礎check(リードB)を解く

まずは基礎checkで公式を覚えているか確認しましょう。 

基礎checkには頭を捻るような問題は一切ありません。 

 

講師のコメント

できるという方はわざわざノートに取らず暗算でやっても良いかもしれません。 

私はどこをやったかわからなくなるので一応ノート取りましたが、そこは個人の好みでしょう。 

 

step
2
基本例題(リードC)に取り組む。

Check問題が解き終わったら次は基本例題に取り組みましょう 

流石にCheck問題よりは歯応えのある問題が出てきます。 

 

基本例題は問題文のすぐ下に解答が載っていますが決してすっ飛ばしていい訳ではありません。 

基本例題はいわば基本問題を解くための加速段階。 

基本例題で疑問点をなくすことができたかどうかで基本問題を解く速さが変わってきます!

 

理解度によって解く早さが変わる
基本例題をすっ飛ばすなんてあり得ない。そこで差が出る。

      

初見で基本例題が解けなくても何も問題はありません。 

そのための例題です。 

基本例題の解答を見て「問題へのアプローチ」や「解答の作り方・記述の仕方」を学びましょう。 

 

講師のコメント

さっぱりわからなければ最初は解答を真似するのも一つの手です。 

もちろん、真似する際は解答に書いていることを理解して「なるほど」と参考にしながら真似るようにしましょう。 

書写のように字を綺麗に写すような真似をしても身につくものはありませんからね。 

 

step
3
基本問題(リードC)を解く

基本例題が終わったなら基本問題をガンガン解き進めるべし! 

ここが『リードα 物理』の骨となる部分です。 

ここを完璧に出来ているかどうかで物理の実力は決まってきます。 

 

完璧にするには問題集を何周もする必要があります。 

2周目は1周目で解けなかった問題を解く。 

3周目は2周目で解けなかった問題を解く。 

4周目は(略)・・・ 

    

問題集が全てできるようになるまで繰り返す!
中途半端が一番意味ない!完璧になるまで繰り返すのが近道!

このようにして解けなかった問題がゼロになったとき問題集を完璧にしたと言えます。 

2周目以降を進めやすくするため、解き進めながら間違ってしまった問題には×印をつけましょう。 

2週目以降は×印のついた問題だけを解いていけばいい訳です。 

 

step
4
発展例題、発展問題(リードD)に取り組む

基本問題が終わったならば、同じ要領で発展例題・問題に取組みましょう。 

一見難しく見えるかもしれませんが、基本問題ができるならあとは着眼点や思考力の話です。 

共通テストや次のステップの問題集への力をつけるために、ここで応用力を身につけましょう。 

 

step
5
最後に

『リードα 物理』はかなりの問題数を含んでいます。 

しかし、私はそれでも『リードα 物理』でできない問題を0にして欲しいと思っています。 

なぜなら物理は基礎をしっかり理解することが一番大事だからです! 

 

『リードα 物理』を完璧にするのはとても大変作業量が求められますので、繰り返しになりますが日頃から解き進めることが重要となります。 

コツコツと努力を積み重ねていき物理を得意科目にしましょう! 

 

 

リードα 物理基礎・物理』の次にすること 

『リードα 物理』は「教科書〜入試基礎」の難易度ですので、『リードα 物理』が終わったならば次は「入試標準」前後の問題集に取り組むのが良いでしょう。 

 

具体的には、 

  • 『名門の森 物理』(河合出版) 
  • 『物理 重要問題集』(数研出版) 

この2冊がおすすめです。 

旧帝大を目指すなら『リードα 物理』だけでは不十分でしょう。 

 

ここのブログでは『名門の森 物理』をオススメしていますが、どちらでも構いません。 

『物理 重要問題集』の方が問題数が多く難易度が高い問題も含まれていますが、人によってはオーバーワーク気味でもあります。 

 

詳しくは別記事にて詳しく解説していますので、こちらを参考にしながら自分に合っている方を選ぶのが良いでしょう。 

『名門の森 物理』と『物理 重要問題集』を比較した記事はこちら

 

講師のコメント

地方国立大が志望校の場合、『リードα 物理』を完成させたなら二次試験を解く実力はついています。 

共通テスト対策や過去問演習を繰り返し行い、本番で実力を発揮できるよう形式に慣れていきましょう! 

 

 

リードα 物理基礎・物理』のよくある質問

気になる悩みをさくっと解決!
気になる悩みをさくっと解決

 

最後にはなりますが、『リードα 物理』のよくある質問について答えていきます。 

  

よくある質問①

どこのお店にも売ってないんですが・・・。 

『リードα 物理』は学校しか買うことができません。 

『リードα 物理』は学校採用専用書籍であり、個人で買うことはできません。 

どうしても個人で欲しいならメルカリで探すかAmazonで3倍くらいの値段で買うことになります。 

 

まあ、そもそも学校で配られた問題集より優先して『リードα 物理』をやる必要はありません。 

 

よくある質問②

『リードα 物理』が難しいんですがどうすればいいですか? 

授業の内容を理解できていない可能性が高いです。 

まずは自分がわからないところを明確にして先生か友達に聞きましょう。 

 

リードαは問題集では1番易しいクラスの難易度なので、これができないということは物理の中身を理解できていないでしょう。 

物理は暗記ではなく、理解して初めて前に進むことができる科目です。 

理解することから逃げていてはいつまでも物理は苦手のままでしょう。 

 

講師のコメント

一番の近道は先生か頭のいい友達に聞くことです。 

物理は苦手な人にとっては独学が厳しい科目だと思います。 

私も友人の説明を聞いてハッとさせられたことがあります。 

自分だけでなんとかしようとせず、周りを頼って解決しましょう。 

 

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『セミナー 化学基礎+化学』のまとめ

以上、『リードα 物理』について紹介してきましたがいかがでしょうか? 

問題数は多いですが、この問題集を乗り越えないと受験で戦うことはできません。 

逆に言えば、『リードα 物理』を完成した暁には物理が得意と言えるようになっているのではないでしょうか。 

 

この記事があなたの受験勉強の一助となれば幸いです。 

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中原 遼太郎

九州大学医学部へ現役合格・卒業。九州大学に特化した指導をする大学受験塾『竜文会』の代表。オンライン・教室にて九州中の九大を目指す高校生の勉強をサポート!

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